姫路アイアンズ小学部OBの海外ボランティア活動紹介


姫路アイアンズ小学部OB 隂山 厚樹

~青年海外協力隊へのボランティア活動報告 (2013年4月)~

■参加者:隂山 厚樹

■所属団体:近畿大学産業理工学部 硬式野球部
         12名の選手(氏名・出身校はこちらをクリック)

■派遣国:ペルー共和国

■期間:2013年3月2日から3月26日まで(25日間)

■活動内容:

 南米ペルー首都リマ市など小中高生や少年野球チームに対する野球の技術指導




■活動報告
 今回、青年海外協力隊短期ボランティア派遣隊員として、約1ヶ月間、南米ペルーで野球を通じてボランティア活動を行った。
自分自身を含め、近畿大学産業理工学部 硬式野球部12名のメンバーが、1ヶ月という限られた期間の中、12名での団体活動であるからこそ伝えられるもの、また日本人であるからこそ伝えられる「日本の形」をどのように残すのかということを考えた。
実際1ヶ月で技術向上を図ることは難しく、メンバーでミーティングを重ねた結果、野球道具を大切にし、感謝の心を持つこと、そして野球道具をきちんと並べることの大切さを伝えることとした。

 初めてグラウンドを目の当たりにしたとき、グランド環境などの違いに驚き、自分達の生きてる世界がすべてではないということを肌で感じた。
そういった日本では考えられない野球環境の中で、子どもたちが純粋に野球を楽しんでいる姿が最も印象的で自分の目に焼きついた。
この姿は、野球人として決して見失ってはならない野球の原点である。
 また、海外でしか感じられなかったことは、国境を超えても白球1つで時間や空間を共有することができるというところに野球の素晴らしさを感じた。

 今回学んだ知識、そしてこの貴重な経験を社会に還元していくために、まず私自身に携わってくださった方々に感謝することから始めたい。
姫路アイアンズは私の野球人としての原点である。
野球の技術的指導はもちろん、挨拶・礼儀を徹底して教えて頂くことで、人間的に成長することができた。
私が姫路アイアンズから学んだことは、野球の楽しさ、そして野球の素晴らしさ。
そして何より人と繋がることの大切さである。
素晴らしい指導者の方々、そして仲間に出逢うことができ、現在でも繋がり続けていることが、今でも野球を続けられる心の支えとなっている。
姫路アイアンズでの活動があり今の自分がある。今後もアイアンズOBとしてさらに飛躍していくことを誓う。